こんなお悩みはありませんか?
排尿の異常
- トイレが近い
- 尿が出にくい
- 夜間頻繁にトイレに起きる
- 残尿感がある
- 尿が出ない
- 急いでトイレへ行かないと間に合わない
尿の色に関する異常
- 白く濁っている
- 血が混ざっている
熱や痛みなどの自覚症状がある
- 腰や背中が痛い
- 同時に高い熱がある
- 排尿時に痛みがある
検査での異常
- 血尿(尿潜血)があると言われた
- 腎臓結石があると言われた
- 尿検査で尿が濁っていると言われた
- 血液検査で前立腺がんの疑いがあると言われた
排尿や尿の異常
排尿に時間がかかる、出にくい
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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前立腺肥大症
前立腺が肥大すると、膀胱の出口が狭くなるため、尿が出にくくなります。
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前立腺がん
がんが進行することにより排尿の症状が起こりやすくなります。
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神経因性膀胱
脳梗塞や脊椎など神経の病気が原因で膀胱の働きが悪くなることがあります。
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尿道狭窄
ケガや炎症などにより、尿道が狭くなることがあります。尿道が狭まると排尿困難の症状へと繋がります。
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くすりの副作用
使用している薬によっては排尿に関する副作用を起こすことがあります。薬を服用されている場合は、薬の名前をお知らせください。
頻尿
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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前立腺肥大症
肥大した前立腺が原因で頻尿になることがあります。前立腺肥大症は50歳以降の男性に多く見られる病気です。
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過活動膀胱
我慢が出来ない症状(切迫感)がある場合、前立腺肥大症以外に、膀胱が不安定になっていることがあります。女性でも同様です。
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膀胱炎・尿路感染症
尿に感染が起こると、排尿時痛とともに排尿回数が増えたり、残尿感が出ることがあります。
夜間、頻繁にトイレに起きる
こんな症状はありませんか?
加齢とともに膀胱の容量減少や睡眠障害が起こるため、夜間の排尿回数は年齢とともに増える傾向があるため、病気ではないこともあります。しかし、若い人も含めて、就寝後に何度もトイレに起きてしまう「夜間頻尿」の場合は、以下のような病気が考えられます。
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前立腺肥大症
50歳以降の男性の場合、夜間頻尿は、前立腺肥大症の初期症状が疑われるケースがあります。気になる方は早めに受診してください。
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夜間多尿
ホルモンバランスが崩れて、夜間にたくさんの尿が出てくることがあります。
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睡眠障害
夜間頻尿は、泌尿器の異常ではなく、睡眠障害の可能性もあります。また、睡眠時無呼吸症候群が原因の場合があります。
残尿感がある
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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前立腺肥大症
肥大した前立腺が膀胱を刺激し、残尿感が出ることがあります。50歳以降の男性に多く見られる症状です。
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膀胱炎、前立腺炎
膀胱や前立腺に細菌の感染を起こしている可能性があります。
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神経因性膀胱
脳や神経の病気によって膀胱の働きが悪くなり、排尿の異常が出ることがあります。
尿が出ない
こんな症状はありませんか?
尿が出にくい場合、尿道が何らかの原因で閉塞してしまっていることが考えられます。尿が出ないと膀胱内にたくさんの尿が貯まり、下腹部が苦しくなったり、痛みが出たりすることがあります(尿閉)。
尿道が閉塞する原因となっている病気には、以下のようなものが考えられます。尿閉は緊急を要しますので、すぐにご来院ください。
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前立腺肥大症
肥大した前立腺が尿道を圧迫して、尿道が閉塞することがあります。
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尿道狭窄
外傷や炎症の後に尿道が狭くなり、尿道が閉塞することがあります。
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前立腺がん
がんの腫瘍が尿道を圧迫し、尿道が閉塞している可能性があります。
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神経因性膀胱
脳や神経の病気の影響を受け、膀胱が尿を押し出す力が弱くなることがあります。 -
投薬原因の場合
使用する薬の種類によっては、副作用で尿が出にくくなることがあります。飲んでいる薬がある場合は、お申し出ください。
急いでトイレに行かないと間に合わない
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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前立腺肥大症
前立腺が肥大すると、トイレに急がないと間に合わない状態になる尿意切迫になることがあります。50歳以降の男性に多い症状です。
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前立腺がん
前立腺肥大症と前立腺がんは、時に合併していることがあります。慎重に検査することが必要です。
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神経因性膀胱
脳や神経の病気が原因となって、尿意切迫の症状が現れることがあります。
尿が濁っている
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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尿道炎
比較的若い方で、尿の濁りや排尿痛、尿道の違和感などがある場合、尿道炎の疑いがあります。オーラルセックスも含めた性行為感染症のこともあります。
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膀胱炎
膀胱炎になると、尿が濁ることがあります。膀胱炎は女性に多く見られる病気です。男性は尿道が女性に比べて長いので、膀胱炎になりにくいですが、男性で膀胱炎になった場合は、他の病気との合併症が疑われますので、しっかりと検査をする必要があります。
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尿路結石症
尿路に結石ができると、尿が濁る場合があります。
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前立腺炎
前立腺に炎症が起こると、熱が出たり、尿が濁ったりすることがあります。
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機能性蛋白尿
尿中に蛋白が出ると、尿は濁って見えます。発熱時や水分の摂取が少ない場合などに、尿が濃縮され、濁って見える場合があります。
熱や痛みなどの自覚症状がある
背中が刺すように痛い
背中の痛みが整形外科的な原因による場合は、叩くと気持ち良さを感じます。
しかし、泌尿器疾患が原因の場合は、痛みのある部位を叩くと、非常に激しく痛みます。
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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急性腎盂炎
37℃以上の発熱があり、左右どちらかの背中が痛い場合は、急性腎盂炎の疑いがあります。
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尿路結石症
左右どちらかの背中に、突然激しく痛みが走る場合は、尿路結石の疑いがあります。
熱がある
発熱を伴う疾患は、尿路感染症の可能性があります。風邪や肺炎、消化器科や婦人科系の病気の可能性もありますが、発熱と背中の痛みが同時にあるケースなどは、泌尿器疾患も疑われます。
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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急性腎盂炎
37℃以上の熱があり、左右どちらかの背中痛がある場合、急性腎盂炎の疑いがあります。
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尿路結石
尿路結石があると、左右どちらかの背中に、突然の激しい痛みが走ります。
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前立腺炎
前立腺に炎症が起こると、熱が出たり、尿が濁ったりすることがあります。
おちんちん(亀頭部)が痛い
おちんちん(亀頭部)が痛む原因は、さまざまなケースが考えられます。中でも最も可能性が高いのが細菌感染です。
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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亀頭包皮炎
もともと包茎の小さなお子様に多い疾患です。包皮と亀頭の間に恥垢(アカのようなもの)がたまり、そこに細菌が感染して発症します。抗生剤の投与で改善しますので、痛みがあったり、赤くなったりしている場合は早めに受診してください。
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尿道炎
淋菌やクラミジアの感染によって炎症が起きる疾患です。性行為により感染することが多いです。
検査での異常
血尿(尿潜血)が陽性と言われた
血尿(尿潜血)は、100%とは言えませんが、何らかの病気が潜んでいると捉えるのが妥当です。
早急に受診し、詳しい検査を受けてください。
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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尿路悪性腫瘍
血尿(尿潜血)が出る場合は、腎臓がんをはじめ、腎盂がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がんなど、どこかに腫瘍がある疑いがあります。
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尿路結石
結石があると、それにより尿路が傷付けられ、出血することがあります。結石の場合は、左右どちらかの背中に、突然激しく痛みが走るという症状も出ます。
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尿路感染症
尿路が細菌などに侵されて、感染症を引き起こしている場合に出血することがあります。
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遊走腎
腎臓は通常、呼吸の動きに合わせて体内で自然に上下移動をしますが、自然の範囲を超えて腎臓が下がってしまう疾患です。これにより、血尿が出ることがあります。
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ナッツクラッカー症候群
左腎静脈が腹部大動脈と上腸間膜動脈に挟まれて還流障害が起こり、左腎内圧が上昇すると、血尿をもたらします。少量の出血であれば特に治療の必要はありませんが、出血量が多い場合はご相談ください。
石があると言われた
自覚症状がなくても、石の大きさやできた場所によっては、早期の治療が望ましい場合があります。下記のような症状がある場合は、一度ご来院ください。
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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尿路結石症
尿路に結石がたまり、残尿で尿が濁ったり、背中に痛みが走ったりする場合があります。症状が悪化する前に受診されることをお勧めします。
尿検査で尿が濁っていると言われた
尿検査で、尿が濁っている症状が確認された場合は、何も自覚症状がなかったとしても、受診されることをお勧めします。重大な病気が潜んでいる可能性もあります。
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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尿道炎
比較的若い方で、尿の濁りや排尿、尿道に違和感がある場合は、尿道炎の可能性があります。性行為感染症のこともあります。
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尿路結石症
尿路に結石があると尿が濁る場合があります。
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膀胱炎
膀胱炎になると、尿が濁ることがあります。膀胱炎は女性に多く見られる疾患です。
血液検査で前立腺がんの疑いがあると言われた
前立腺とは、膀胱の真下にあり、生殖機能に大きな影響を持つ重要な器官です。その前立腺にできるがんが前立腺がんです。初期の前立腺がんの場合、症状は出ないこともあるので、頻尿や尿漏れ、排尿時の違和感だけでは見極めにくいものです。
また、腫瘍マーカーの一つであるPSA(前立腺特異抗原)は、前立腺がんの際に上昇しますが、がん以外の前立腺肥大症や前立腺炎などでもPSAは上昇します。
症状がある場合には、病気が何かを確定させて早急に治療に取り組めるよう、早めに受診して、詳しい検査を受けましょう。
こんな症状はありませんか?
これらの症状がある場合は、以下のような病気が考えられます。
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前立腺肥大症
前立腺が肥大して、尿道や膀胱に影響し、排尿に関するさまざまな症状が出ます。
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前立腺がん
がんで前立腺が大きくなった場合にも、前立腺肥大と同じような症状が現れます。
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前立腺炎
前立腺の炎症で、熱が出る、尿が濁るなどの症状が現れることがあります。
当院で可能な検査
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検尿検査
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高精細エコー、マルチスライスCTによる画像診断
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細径膀胱鏡による内視鏡診断・治療・生検
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PSA検診
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TOTOフロースカイによる尿流測定
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前立腺生検
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男性ホルモンの測定
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ガイドラインに沿った夜尿症検査
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排尿日誌を使った頻尿検査
※検査を受ける前に気を付けること
検尿は必須ですので、トイレは済まさずにご来院ください。
各種精密検査については来院後、注意事項をご説明いたします。